高反発×硬め×フルウレタンで人気のモットンとマニフレックスを、いろんな視点とスペックで比較しました。
いずれかで比較・検討されている方、よろしければお役立てください。
モットン マニフレックス|価格 比較
価格の比較
モットン・マニフレックスの価格 比較・一覧は次の通りです。
【価格(税込)】
モットン | マニフレックス |
シングル:39,800円 セミダブル:49,800円 ダブル:59,800円 |
31,460~84,700円 |
モットン・マニフレックスは、ウレタンを主芯材にしたマットレスで、リーズナブルに購入できるのが魅力です。
最安値はマニフレックスのメッシュウイングというモデルで、厚み・硬さ・耐久性・通気性に優れた名作です。
また、マットレスは消耗品なので、耐久性が良いほどコスパも高くなります。
マニフレックスのメーカー保証が10年以上と長いため、購入費用だけでなくコスパにも優れたマットレスと言えます。
モットン マニフレックス|素材 比較
芯素材の比較
モットン・マニフレックスの芯素材 比較・一覧は次の通りです。
【芯材の素材】
モットン | マニフレックス |
ウレタン | ウレタン |
芯材は、マットレスの性質を左右する最も重要なパーツです。
- ウレタンの特徴:安価・軽量・性能(硬さ・通気性・反発力)のカスタマイズが容易。
モットン・マニフレックスともに素材はシンプルで、1枚物のウレタンに着脱可能なカバーがついたシンプルな単層構造になっています。

どちらも、普通のウレタンフォームにはないユニークな特徴を持ちます。
【モットン マニフレックス ウレタン特性】
特性 | モットン | マニフレックス |
通気性 | ◎:オープンセル構造 | ◎:オープンセル構造 |
感温性 | あんか・布団乾燥機の利用不可 | あんか・布団乾燥機の利用可 |
感温性とはウレタンの代表的な特徴で、高温になる柔らかく、低温になると硬くなる性質です。
マニフレックスのウレタンは温度変化に強いため、季節を通して安定した硬さを保ち、熱源機器の利用も可能となっています。
マニフレックスは、エリオセル というウレタンフォームをベースにしています。
実験内容:エリオセルと低反発ウレタンに鉄球を乗せ、40℃と10℃環境での柔軟性の変化を比較します。

- エリオセル は、温度に関係なく一定の性能を示していることが分かります。
- 対して、低反発フォームは、温度が高いとふにゃふにゃになって潰れ込み、温度が低いとカチコチになってしまい沈み込みもほとんど見られません。
ウレタンの最大の弱点「通気性」・「感温性」を克服した高性能ウレタンが、エリオセル です。
モットン マニフレックス|硬さ 比較
硬さの比較
モットン・マニフレックスの硬さ 比較・一覧は次の通りです。
【硬さ:N値が大きいほど硬め】
モットン | マニフレックス |
ソフト:140N レギュラー:170N ハード:280N |
メッシュウイング・カモウイング:170N DDウイング:170N+70N |
通常、寝たときに感じる硬さはN値だけではなく、芯材の厚さ・詰め物・カッティング・多層構造などが影響します。
モットンとマニフレックス三つ折りモデルは詰め物がほとんどない作りなので、概ねニュートン値どおりのフラットで硬めの寝心地になります。
身体が大きい方・硬めが好きな方には、モットンの高硬度280Nがおすすめです。
モットン マニフレックス|反発性 比較
高反発・低反発の比較
モットン・マニフレックスの反発性 比較・一覧は次の通りです。
【反発性能】
モットン | マニフレックス |
高反発 | 高反発 |
性能はどちらも高反発に該当し、寝てみても実感できるほどの大きな違いは感じません。
ちなみに、ウレタンには表層の衝撃吸収性もそれなりにあるので、マットレス表面が波打つような反発力よりも、点で跳ね返るポケットコイルに近い反発力になります。
モットン マニフレックス|体圧分散性 比較

体圧分散性の比較
モットン・マニフレックスの体圧分散性 比較・一覧は次の通りです。
【体圧分散性】
モットン | マニフレックス |
ふつう | メッシュウイング・カモウイング:ふつう |
DDウイング:良い |
「体圧分散=表層が柔らかい」です。
肘をついたり、マットレスの上で立つとグイっと沈むのに、寝てみると面で支えられているような寝心地になるのが特徴です。
なお、モットン&マニフレックス単層モデルは、フラットな硬さで沈み込みが少ない作りになっていますが、多層構造の マニフレックスDDウイングは、柔らか層がプラスされているぶん体圧分散性にも優れています。
筋肉量の少ない女性や子供、高齢の方、寝心地の良さを求める方は、マニフレックスDDウイングの方がおすすめです。
モットン マニフレックス|通気性 比較
通気性の比較
モットン・マニフレックスの通気性 比較・一覧は次の通りです。
【通気性】
モットン | マニフレックス |
○ | ○ |
オープンセル | オープンセル |
いずれも、ウレタンの中に空洞があるオープンセル構造なので、通気性はとても良いです。
一般的なウレタンフォーム(下図左)の内部にはたくさんの気泡がありますが、各気泡は密閉成型されているため通気性は皆無です。
対して、オープンセル(下図右)には、気泡間に無数の通気孔があるため、ウレタン内部を空気が通過できます。
オープンセルウレタンの通気性の実力は、以下をご覧ください。
オープンセル構造のエリオセル を使って、次の通気性実験を行います。
- 筒に羽毛を入れる。
- 筒の底をエリオセル ・低反発ウレタンで蓋をする。
- ウレタンの下から送風機で風を送り、羽毛の動きの有無をチェックする。
結果は以下の通りです。
- エリオセル (左):筒中の羽毛が舞い、ウレタン内部を空気が通過していることが分かります。
- 一般的なウレタン(右):羽毛はピクリとも動かず、全く通気していないことが分かります。
\動画でチェックされたい方はコチラ/
【マットレスの通気性について】
- 通気性には、寝ている間の体温や湿度を調整する役割があり、睡眠の質と眠りの維持に欠かすことができません。
- また、ダニ・カビの発生リスクを減らし、マットレス自体の耐久性を伸ばしてくれます。
モットン マニフレックス|重さ 比較
重さの比較
モットン・マニフレックスの重さ 比較・一覧は次の通りです。
【重さ】
モットン | マニフレックス |
シングル:7.5kg セミダブル:9kg ダブル:10.7kg |
【メッシュ・カモ】 シングル:7kg セミダブル:8kg ダブル:9kg |
【DDウイング】 シングル:8kg セミダブル:9kg ダブル:10kg |
重さは、上げ下げ・収納・メンテナンスのやりやすさに影響します。
頻度が多めの方は、取り扱いしやすい10kg以下のモデルを選ぶのがおすすめです。
また、床に直置きする方や押し入れに出し入れする方は、重さだけではなく折りたたみできるものがおすすめです。
\直置き・収納する場合は三つ折りできるものを選ぶ/
● ソファーとして使える
三つ折り構造のマットレスは、角の揃った立方体になるため、シーツをかければソファーになります。
\三つ折りタイプの収納&ソファー利用イメージ/
● 自立しての部屋干しができる
三つ折りタイプは、ゆるいZ型で横向きにすると、狭い空間でも部屋干しができます。
壁に立てかけることなく部屋干しできるため、空間が限られている方にも便利です。
\三つ折りタイプの室内干しイメージ/
モットンは直置きも可となっていますが、折りたたみが楽に出来ないので、直置きよりはベッドに乗せて使う方がおすすめです。
\モットンはバンドなしで折りたたみは出来ない/
モットン マニフレックス|厚さ 比較
厚さの比較
モットン・マニフレックスの厚さ 比較・一覧は次の通りです。
【厚み】
モットン | マニフレックス |
10cm | メッシュ・カモウイング:11cm DDウイング:13cm |
マットレスは、厚みが増すほど底付き感が減り、寝心地がマイルドになります。
マットレス本体の耐久性や性能の安定性も上がるので、「厚いものほど上質」は、あながち間違いではありません。
なお、マットレス単独で使う場合、厚みは 最低でも8cm以上 がおすすめです。
モットン マニフレックス|耐久性 比較
耐久性の比較
モットン・マニフレックスの耐久性 比較・一覧は次の通りです。
【密度】
モットン | マニフレックス |
30D | 31D~ |
ウレタンの耐久性は、ウレタン密度(D)の値で予測できます。
【D値とマットレスの耐久性目安】
- 25D~30D:やや不安は残るものの、寝具としての1日の使用にも耐えうる密度がここ。数値が低いほど耐久年数は下がり、3年持てばよい方と言える。
- 30D~40D:寝具はこのスペック以上が理想。一日の使用でヘタることはほぼなく、経年変化にもとても強い。普通に使うなら、5年以上もつことも珍しくない。
モットン・マニフレックスともに、30D+10cm以上の厚み があるので、耐久性とサポート力は高く、身体の大きい方でも長期間利用できるスペックです。
特にマニフレックスには、10年ものメーカー保証が付いているため、高い耐久性を期待できます。
モットン マニフレックス|保証 比較
保証の比較
モットン・マニフレックスの保証 比較・一覧は次の通りです。
【保証】
種類 | モットン | マニフレックス |
お試し | 90日間 | × |
へたり | × | 10~12年 |
保証には2つの種類があります。
【2つの保証タイプ】
- お試し保証:◎◎日間以内なら、使っていても返品・返金してくれる保証。
- ヘタリ保証:◎年以内にヘタリが見られたら、無償で交換対応に応じる。
マッチングに不安な方は、お試し保証が付いたものを選ぶのが無難です。
ヘタリ保証があるものほど製品の信頼度は高く、長いものほど耐久性が良いです。
なお、耐久性のよいマットレスは、永く使えるためコスパに優れています。
モットン マニフレックス|腰痛効果とおすすめ
腰痛効果の比較
モットン・マニフレックスは、いずれも高反発×高硬度のマットレスで、腰痛持ちに人気の高いマットレスです。
どちらがより腰痛向けなのか?に決着を付けたいところですが、腰痛の原因は身体の状態と環境によるので、万人に共通する正解はありません。
ただ、寝起き直後に起きる腰痛は腰が沈み込むことで起きるケースがほとんどなので、自分が寝た時に必要以上に沈み込まないマットレスを選ぶのが、マットレス選びの大原則と言えます。
柔らかいだけのマットレスは、次の2STEPで寝姿勢を歪め、腰痛を引き起こします。
❶ 腰・肩を中心に体圧が集中する
人間の体圧は位置によってかかる比率が異なり、腰部に最も集中します。
\横になった時のパーツ毎の体圧比率/
❷ 体圧の集中する背中・腰部が沈み込み、徐々に姿勢をゆがめる
やわらかいだけのマットレスだと、背中・腰部が必要以上に沈み込み、長時間背骨を歪ませ、歪んだ姿勢を固定化してしまいます。

● 不自然な姿勢が長時間続くことで背骨・骨盤が歪み腰痛を引き起こす
姿勢の悪化が腰痛の原因となる背骨の歪みを助長し、長時間の不自然な姿勢が、腰痛を引き起こします。
つまり、「モットンかマニフレックスか?」ではなく、自分の体重に合った硬さを選ぶのがおすすめです。
【体重別 おすすめのモデル】
- 80kg以上の方:モットン ハードタイプがおすすめ。
- 80kg以下の方:モットン レギュラーorソフト・マニフレックスがおすすめ。
- 体重が軽い方・筋力の少ない方:マニフレックス DDウイングがおすすめ。
寝起き腰痛を軽減するには、沈み込み過ぎない硬さのマットレスを選ぶ。
- 硬いマットレスほど重い体重を長期間支えることができる。
- 柔らかいマットレスほど軽い方・筋力の少ない方でもリラックスして休むことができる。
モットン マニフレックス|モットンの特徴
モットンの特徴
モットンは、高反発×硬めのマットレスで、腰痛持ちの方・身体の大きな方に人気のマットレスです。
単層ウレタンというシンプルな作りですが、通気性のある特殊なウレタンを使用しているため、直置きでも使えます。
90日返金保証もあるので、はじめて高反発マットレスを利用したい方にも安心です。
- 価格:シングル:39,800/セミダブル:49,800/ダブル:59,800
- 素材:オープンセルウレタン
- 硬さ:140N~280N
- 反発性:高反発
- 体圧分散:ふつう
- 通気性:〇
- 重さ:シングル:7.5kg/セミダブル:9kg/ダブル:10.7kg
- 厚さ:10cm
- 耐久性:30D(5年~10年)
- 保証:100日間返金保証
モットン マニフレックス|マニフレックスの特徴
マニフレックスの特徴
マニフレックスは、ヨーロッパを代表する寝具ブランドですが、驚くほどリーズナブルで耐久性の高い高品質マットレスです。
中でも、三つ折りモデルは収納に便利な 三つ折り設計&通気するウレタン性能 の相性がよく、直置きで使いたい方に最適なマットレスです。
また、上位モデルのマットレスタイプは、柔らかいウレタンとの多層構造でなっていて、寝心地もぐっと上がります。
- 価格:28,600~225,000
- 素材:オープンセルウレタン
- 硬さ:ベース:170N
(その他:115N~200N) - 反発性:高反発
- 体圧分散:良い
- 通気性:〇
- 重さ:【三つ折り】
6.5kg~10kg【マットレス】
10kg~30kg - 厚さ:【三つ折り】
11cm【マットレス】10~23cm - 耐久性:31D~75D
- 保証:製品保証10年・12年
モットン マニフレックス|まとめ
モットン・マニフレックスに共通する特徴は次の4つです。
- 高反発。
- 硬め。
- 通気性がよい。
- リーズナブル。
モットン・マニフレックスの性能比較一覧は次の通りです。
【モットン・マニフレックス(三つ折りタイプ)比較】
要素 | モットン | マニフレックス |
価格(税込) | シングル:39,800 セミダブル:49,800 ダブル:59,800 |
31,460円~84,700円 |
通気性 | 〇 | 〇 |
硬さ | 140N・170N・280N | 170N |
体圧分散 | ふつう | ふつう(DDウイング:良い) |
密度 | 30D | 31D |
ヘタリ保証 | なし | 10年 |
お試し | 90日間 | なし |
もし、この2つで迷うなら、低価格&ロング保証でコスパのよいマニフレックスがおすすめです。
どうしても不安な方は、90日間お試し&硬さ変更にも対応可能なモットンから使ってみるのがおすすめです。