マットレス 寿命

マットレスは消耗品で、どんなに高額なマットレスでも一生使うことは出来ません

平均的な耐用年数から買い替えどきのサイン長持ちさせる方法などを紹介していきますので、「そろそろ買い替えどきかも?」とお考えだった方、ぜひ参考にしてください。

マットレスの寿命|耐用年数

白壁に掛けられた白いカレンダー

マットレスの平均的な耐久年数と価格について

半分くらい砂が落ちた砂時計のある風景

マットレスは、どれだけ高品質×高額でも平均10年程度で寿命を迎えます。

【老舗スプリングマットレスの平均的な保証期間&耐久年】

  • 価格:10万~30万円
  • 品質保証期間:1年~2年
  • 耐久年数:5年~8年

スプリングマットレスなど、「芯素材が丈夫なものだともっと持つでしょ?」と思われる方も多いのですが、半分正解で半分間違っています。

スプリングの中には、軽く10年を超える耐久性を持つ素材も多く、スプリング単体で言えば、おっしゃる通り10年以上は余裕で持つものもあるでしょう。

でも、スプリング以外の素材は10年程度で劣化するので、マットレスとしては寿命を迎える事になります。

【10年以内に劣化が進むもの】

  • カバー生地:擦り切れ・解れ・汚れ・カビの浸食が進みます。状態が酷いと破れたり黒ずみます。
  • 詰め物:弾力の低下・埃・汚れ・ダニ・カビなどが蓄積します。
  • スプリングボックス内:埃・汚れ・カビなどが蓄積します。湿気が多い環境だと錆やカビも発生します。

なお、マットレスの耐久年数は基本的に価格に比例します。

【マットレス価格帯と耐久年数 対照表】

価格/耐久年 1年 3年 5年 8年 10年 12年~
~1万円          
1~3万円        
3~5万円        
5~10万円      
10~15万円        
15~20万円      
20万円~      

大まかな傾向として、価格が上がるごとに耐久年数は伸びるのが一般的です、10万円を超えるあたりから耐久年は10年程度を上限に伸び止まります。

マットレスにお金をかけると間違いなく寝心地は良くなるものの、寿命には上限があることは覚えておきましょう。

よめ
よめ
素材の経年劣化10年の壁は、お金をかけたからってそれほど伸びない。

マットレスの寿命|買い替えの判断

人_人差し指を頬にあてて考え込む女性の横顔

マットレスは、メーカー保証素材からおおよその耐用年数を予測できますが、利用環境によって長くも短くもなります。

【劣化に影響する利用環境】

  • 利用者の体重重いほど劣化は早まる。
  • 利用頻度:よく使うほど劣化は早まる。
  • メンテナンス:ローテーション・部屋干しの有無や頻度が少ないほど劣化は早まる。
  • 利用状況:寝返り回数・立つ・肘立て・座る・重いものを乗せるなど、異常なストレスや使い方をするほど劣化は早まる。
  • 利用環境:湿気・紫外線・通気性など、マットレスを劣化させる外的環境の有無

よって、耐用年数はあくまでも目安としてとらえ、次の症状が出たら交換を検討してください。

逆に、症状がないなら耐用年数を超えて利用しても問題ありません

軋み音がする

頭を押さえ叫ぶ、後悔する女子の画像

最も分かり易いのは、軋むような音が大きくなる時です。

気づき出したら一気に劣化が始まるので、急ぎ買い替えを検討しましょう。

マットレスに凹みが見られる

並べたシングルベッドの中心に立ち、うつむく男性の後ろ姿

劣化したマットレスは、復元力が失われて凹んだままになります。

この状態は、完全に買い替えどきです。

マットレスが柔らかくなった

柔らかい毛布に包まれた赤ちゃんの足の裏の画像

柔らかくなるのも復元力の衰えからくる症状です。

じきに凹みが生じ反り腰の原因にもなるので急ぎ買い替えましょう。

寝つきが悪くなった

睡眠中に布団をはぎ取られ、眩しそうにめをつぶる女性

購入当時との主観評価で構わないのですが、寝返りが多くなったり、寝つきが悪いと感じる場合は、マットレスが劣化している可能性があります。

また、体質体格生活環境などが変わり、マットレスが合わなくなっているのかもしれません。

そろそろ、買い替えを検討しはじめてよい頃です。

寝起き時に肩や腰が痛むようになった

肩こり 女性

購入当時との主観評価で構いません。

寝起き直後の肩こり・腰痛を感じるようになると、マットレス劣化のサインかもしれません。

また、加齢とともに筋力も衰えるので、身体との相性が合わなくなってきている可能性もあります。

そろそろ、買い替えを検討しはじめてよい頃です。


何の症状もないなら、耐用年数を超えて使っても問題ないとはいえ、カバーマットレス内部には、埃や汚れが蓄積しています。

衛生的な面を考えると、長くても10年~15年を目処に買い替えるのがおすすめです。

よめ
よめ
マットレスは、長くても10年スパンで買い替えるのがおすすめ。

マットレスの寿命|劣化したまま使い続けるデメリット

疲れはててベッドに横になる女性

寿命を迎えたマットレスを使い続けるデメリットとは

耐久年が過ぎたマットレスを、「特に支障ない」と使い続ける方が時々いますが、身体に悪いのでおすすめできません。

【劣化したマットレスの弊害】

  • サポート力の低下によって姿勢が歪み、腰痛や肩こりを発症する。
  • 通気性・弾性の低下により睡眠効率を下げる。
  • 内部にカビ・ダニが発生しアレルギーを発症・悪化させる。
  • 破損により、ゴミや埃が発生する。
  • …etc

マットレスの劣化は、自覚できないほど静かに心身の健康被害を蝕むので注意しましょう。

よめ
よめ
マットレスの劣化を感じたら、速やかに交換するのが鉄則なんだ。

マットレスの寿命|長持ちさせる方法

時計を持つ手の画像

マットレスを劣化させる2大要因は、加重ストレス湿気です。

長持ちさせるには、日頃のお手入れ環境整備が有効です。

お手入れ

マットレス本体はクリーニング出来ないものが多いので、基本的なお手入れはローテーション部屋干しです。

マットレスの基本的なメンテナンス方法はコチラ

マットレスのメンテナンス方法は基本的に次の2つです。


ローテーション

マットレスのローテーション メンテナンスのイメージ図

寝る位置はだいたい決まっているため、一箇所にかかる圧力や摩耗を分散し、マットレスの劣化を緩やかにする方法です。

  • やり方:マットレスを上下・裏表*反転させる。
  • 頻度:3ヵ月に1度程度
  • *:マットレスによっては裏表反転が出来ないものもあります。

室内干し

マットレスの室内干しのイメージ図 参考ビブラート1出典:https://subscmatt.com/

湿気を溜め込みがちなマットレスの上下面を空気に触れさせることで乾燥を促します。

  • やり方:通気性のよい室内に、マットレスの上下面が空気に触れるように立てかける。
  • 頻度:3ヵ月に1度程度
特に、低反発ウレタンは温度や日光に弱いので、外干し厳禁です。

オーソドックスなお手入れですが、きちんとやってると劣化を最小限にしてくれます。

環境整備

湿気に関しては、そもそもマットレスに蓄積しないよう、最大限予防するのが鉄則です。

最もシンプルな湿気予防は、部屋の換気です。

お金手間もかからないので、コンスタントに換気することを心掛けてください。

換気する女性

もう一つは、ベッドを使うことです。

湿気は、床面などの面に沿って溜まる性質があります。

ベッドフレームに乗せるだけで、マットレスへの湿気ダメージは大幅に軽減されます。

マットレス直置きが湿気を溜め込むプロセス

マットレスを床に直置きすると、空気の特性によってマットレス周辺に湿気だまりが起きやすくなります。

\床にマットレスを設置した時に湿気が溜まるプロセス/

床面に敷いたマットレスと床が面した角では空気の対流が少ないので、比重の重い湿った空気が溜まりやすいエリアと化します。

そして、時間と共に湿気を含んだ空気は集合&合体し続けるので、やがて水蒸気含有量が増加し、温度変化が伴うと「あっ」という間に結露します。

床にマットレスを直敷した時に、湿気だまりができるイメージの図解
よめ
よめ
直置きによって、マットレスが湿気をせき止める壁になってしまうんだ。

【水分を含んだ空気の特性】

  • 空気は湿気を含むと重くなり、床面付近を漂う性質がある。
  • 湿った空気は床に面した遮蔽物に溜まりやすい。
  • 湿気を含んだ空気は結合していくことで空気中の水蒸気濃度も上がる

ベッドフレームを置けないときは、除湿シートを使うのがおすすめです。

【マットレス下のおすすめ対策】

わたしがおすすめなのは モットンの除湿シートです。

\極薄×高性能なモットンの除湿シート/

出典:https://motton-japan.com/

よめ
よめ
繰り返し利用可能の優れものなんだ。

モットンというと、山本昌さんがイメージキャラクターの高反発マットレスが有名ですが、除湿シートの性能がすこぶる良いです。

モットン除湿シートの特徴は次の通り。

  1. くり返し使えて経済的。
  2. 干し時が分かる湿気お知らせセンサー付き。
  3. アンモニアに対する消臭性が特に強い。
  4. 耐久性が高い。
  5. 吸水・吸湿の繰り返しによる吸水性能の低下がみられない。
  6. 塩分の含まれた寝汗もしっかり吸収。

第三者機関による性能テストでも、某大手ネットショップの1位・7位製品以上の好成績をたたき出した高品質なシートです。

モットン 除湿シート 公式サイト

マットレス下にすのこを愛用するひともいますが、高さが低いいので通気性も不十分で、床面も傷つきやすいのでおすすめしません。

よめ
よめ
すのこは、無いよりはあった方がまし…くらいのアイテム。除湿シートの方がよっぽど性能はいいし、使いやすい。

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マットレスの寿命|寿命の予測

むしめがねをつかってしっかりとチェックする男性の顔のアップ

マットレスの寿命を予測する方法について

マットレスの寿命は利用方法や環境に左右されるので、メーカーが明確に提示することはありません

よって、いくつかの情報からユーザー自身で予測するしかありません。

参考となるのが次の情報です。

【マットレス寿命の予測に役立つ情報】

  • FAQ:老舗や自信のあるブランドだと、よくあるFAQに「目安」として掲載しています。有名ブランドほど控えめで、認知の低いブランドほど上限に近い数値を提示する傾向があります。
  • メーカー保証:メーカー保証の期間が長いほど高耐久と言えます。一般的に1年保証の製品なら3年程度3年保証の製品なら5年~8年程度10年保証の製品なら12年程度の耐久性が見込めます。
  • 素材鋼材ウレタン密度から、ある程度の耐久性を予測できます。ただし、表示義務はないので、製品ラベルからでは分からないことも多いです。
  • 耐久性試験:実利用とは試験条件が異なるので、鵜呑みには出来ません

どれか1つの情報だけでは判断できないので、情報をいくつか抱き合わせて総合的に判断することになります。

また、耐久年の予測には、多少の知識も必要だったりするので、FAQを調べてものってなければ「店員さんやサポートデスクに直接聞く」のが最も手っ取り早くて確実だったりします。

ウレタン密度(D値)と耐久性の目安について

ウレタンの耐久性は、ウレタン密度のD:デニールが目安になります。

【D:デニールについて】

緻密な連続ハニカム構造の立体画像

Dは、ウレタンの密度を表す指標で、呼称はデニール

  • 数値が高いほど高密度
  • 数値が高いほど高耐久
  • 数値が高いほど高価

D(デニール)値は、N値と違い デニール値の高さ=品質 と言っても過言ではありません。

ちなみに、マットレスの実用に耐え得るD値は次のとおり。

  • マットレス実用に耐え得るデニール値: 25D以上 

25Dを超えると、製品の経年変化は起こりにくく、耐久年数も実用的なレベルになります。

D(デニール) 説明
10D~25D 1日の使用中にもヘタりが目に見えるレベル。
数か月で形状変化してしまい、寝具としては数か月と持たない密度。
25D~30D やや不安は残るものの、寝具としての1日の使用にも耐えうる密度がここ。
数値が低いほど耐久年数は下がり、3年持てばよい方と言える。
30D~45D 寝具は、このスペックからが理想的
一日の使用でヘタることはほぼなく、経年変化にもとても強い。
普通に使うなら、5年以上もつことも珍しくない。
45D~ 高密度&強度で、長期にわたってヘタることはまずない。

有名な寝具メーカーのハイエンドモデルは、30D以上が多く、耐久年数5~10年程が相場です。

  • ウレタンマットレスは、30D以上を目安にする。

硬鋼線のランクについて

マットレスに使われるコイルスプリングの最高ランクは次の通りです。

  • SWRH82 B C種

記号数値の意味は次の通りです。

サータ コイル jis規格 図解

  • SWRH硬鋼線を示す記号。純度があとちょっと高ければピアノ線になるほど硬くて粘りのある金属。
  • 82:カーボン含有量を示す数値。数値が大きい方が硬く反発力が強くなる。
    ※82はマットレススプリングでは最高値レベル。
  • B:マンガンの含有量を示す数値。「2段階:A<B」で粘りが増し強くなる。
  • C:スプリングの引っ張り強度を示す数値。「3段階:A<B<」で強くなる。

SWRH82BC種 は、バネ材の中では最強レベルで、硬鋼線ランクでは最高位の材質です。

有名ブランドでよく使われる鋼材規格は次の通りです。

  • SWRH82B C種:サータやドリームベッドでよく使われる最高位ランク
  • SWRH67B C種:リーズナブルな国産ポケットマットレスに使われる規格
  • SWRH62B C種:シモンズでよく使われる規格。

最近は、硬鋼材より高品質なピアノ線を使ったものもあります。

コイル材質がよくても高品質とは限りませんが、SWRH62B C種より低品質だと、かなりの確率で粗悪品の可能性が高いです。

マットレスの寿命|まとめ

貯金箱にお金を入れる女性の画像

マットレスの寿命は 使い方環境に左右されるモノなので、予め◎◎年と明示するのは難しく、劣化サインに気づいた時がマットレスの寿命です。

【マットレス 劣化のサイン】

人_目の上に手を添えてこちらを真っ直ぐ見つめる女性

  • 軋みがする。
  • マットレスに凹みが見られる。
  • マットレスが柔らかくなった。
  • 寝つきが悪くなった。
  • 寝起きにに違和感を感じるようになった。

マットレスの寿命を予測したいときは、メーカーの保証期間素材を参考にするのがおすすめです。

ただし、専門知識も多少は必要なので、慣れない人はショップの店員さんやサポートデスクに直接聞くのが、最も早く確かな情報を得る方法です。

ちなみに、耐久年は価格帯でおおよそ決まっていて、5万円~10万円クラスのマットレスが、最も費用対効果のバランスが良いですよ。

【価格帯別 平均的な耐久年】

  • ~3万円のマットレス1年~3年程度の耐久性。
  • 3万円~5万円のマットレス3年~5年程度の耐久性。
  • 5万円~のマットレス8年~10年程度の耐久性。

寿命を迎えたマットレスは、心身へのデメリットしかないので、速やかに交換を検討してくださいね。

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